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ブラッドハーレーの馬車8話あらすじまとめ、ついに最終話!

こんにちは!ニキです。

ブラッドハーレーの馬車、ついに最終話を迎えます。

これまで色々なキャラが登場し、それぞれの目線からブラッドハーレー家に潜んでいる謎や

とてもまともだと思えない「1.14計画」についてストーリーが展開されてきましたが

一番最初にパスカの羊となってしまったダイアナという少女、覚えていますか?

今回は、第一話である「見返峠の小唄坂」に登場した主人公ダイアナと仲が良かったという

「コーデリア」という少女が最終話の主人公です。

思い出せない人は下記のリンクから振り返ってくださいね!

そう、1話の最後のコマでダイアナに手紙を描いていたあの少女です!

最も、あれから数年が過ぎていて当時13歳前後だったコーデリアも20歳になっていました。

今回は、劇団員としてオペラを演じていた養女オルキデアが、ブラッドハーレー家の滅亡を予感していて

家を出るために馬車に乗っていた途中、コーデリアと相乗りする事になり

ブラッドハーレー家について話を交わしながら進むにつれある出来事が起きます。

それが発端となってブラッドハーレー家と政府の方向性が変わるきっかけとなり

物語は終わりを迎えます。

下のリンクから漫画が読めるので

ぜひあらすじだけでは物足りない人はクリックして読んでみてください!

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ブラッドハーレー歌劇団に入ることを夢見る時間は尊いものだった

見たことある建物の前で馬車を待つコーデリア

途中で乗ってきたコーデリアは、ブラッドハーレー家は戦争が始まってから公演をしていないという噂を聞いたという。

そして、この馬車に乗る事になったのも、自分は今年20歳を迎えるため劇団員としてスキルを磨くには年をとり過ぎていて、疑問に感じていました。

元劇団員であるオルキデアは、少女の夢だった歌劇団はもう昔の話で、

今は戦争が激しくなってきていてそれどころではない状態だと話します。

コーデリアは、7年前にブラッドハーレー家の養女として貰われていったダイアナの行方を尋ねます。

オルキデアは1.14計画について記された資料を開きながら曖昧な返事を返します。

また、オルキデアは今の歌劇団ではまともなオペラは出来ないのに、そんなに浮かれていていいのかと返しますが、

コーデリアは戦争が終わればまたあの夢のような舞台に活気が戻ると話します。

しかし、ブラッドハーレー家の作った1.14計画や政府との癒着など

この7年間で行ってきた政策について既に知っているオルキデアは、公爵にとって歌劇団は霞の様なものであると話します。

醜いものを霞で覆い隠して、遠回しに歌劇団の裏の顔があることをやんわり仄めかします。

するとコーデリアは、養女の数と舞台に上がる歌手の数が違いすぎること

必ずしも幸せになれているわけじゃないことを既に知っていると話しました。

そして、それでも親のいない孤児である私たちに夢を持たせてくれたこと、

毎日歌劇団に入ったら何がしたいってそればかり話す時間は本当に尊いことだったと話します。

コーデリアは、死んだ母親が歌劇が好きだった影響で自分も歌劇に興味を持つようになったらしく

実際に見ていない歌劇もタイトルを暗記しているくらい歌劇に憧れを抱いていたのです。


突然窓の外で光った・・・と同時に吹き飛ばされる馬車

歌劇団について話している時、突然馬車の外でピカッと何かが光りオルキデアとコーデリアは物凄い爆発と共に馬車の外に投げ出されてしまいます。

近くで戦闘機が爆弾を落としたらしく、その衝撃でどうやら吹き飛ばされてしまったらしい。

コーデリアは咄嗟にオルキデアが庇ったのでほぼ無傷でしたが

オルキデアは致命傷を負い、そこから動けなくなってしまいました。

コーデリアが医者を呼ぼうとするとそれを遮り、オルキデアはもう助からないことを伝えます。

そしてコーデリアに元々この馬車がブラッドハーレー家に向かっていないことを話します。

コーデリアは驚きを隠せない様子で、思わず黙ってしまいます。

オルキデアは続けて話します。

驚きを隠せないコーデリア

先程コーデリアが馬車に乗ってきた場所で元々は「あるお祭り」が行われる予定だったこと、

国の判断で中止になり、次に祭りが行われる場所にコーデリアを輸送し直す途中であったことを話し

最後にそれでもブラッドハーレー家に行きたいかを尋ねます。

コーデリアは「はい。」と答えます。

コーデリアは舞台に上がれなかった少女達がどうなっていたのか知らなくてはならない使命を感じており

ダイアナが7年間舞台に上がったことがないことを知っていたことを話します。

それを聞いたオルキデアは動かない体で、鞄から先程読んでいた「1.14計画」の冊子をコーデリアに渡し

それを持ってウェストグリムにあるエメット新聞社を訪ねなさいと指示します。

そして、その新聞社にいるマシュウ・ハルバートという記者に渡すこと、

それにより真実を公にすることをコーデリアに託します。

(補足として、このマシュウ・ハルバートという記者はキャラクターこそ登場していませんが

8話の冒頭でオルキデアに新聞社にこないかと手紙を送っていた人でした。

血縁関係かどうかは明記されていませんが、かつて同じ孤児院にいた時から繋がりのあるオルキデアにとっては兄に当たる人です。)

コーデリアはオルキデアのことを日本語で下の名前にあたる方のブライスさんと呼んでいたので

上の名前を教えてほしいと尋ねると、それはマリラだと伝えます。

コーデリアは、かつて憧れのあまり実際に見ていないのにも関わらず覚えていた

大好きな歌劇の主人公を演じていたミス・オルキデアであると知り驚きます。

ブラッドハーレー家当主は「1.14計画」を悔いていた?


消えゆく意識の中で過去を振り返るオルキデア

コーデリアが自分の側から走り去った後、オルキデアはかつての記憶に思いを巡らします。

オルキデアは、父の部屋の天井に描かれた荘厳で巧微な天使画が好きでよく見入っていたみたいでしたが

ある時パスカの羊で少女が一人死ぬごとに天井画の中の天使が一人ずつ増えていくことを知ってしまいます。

ブラッドハーレー公爵は、誰もが思いついても躊躇うような非道な政策を行使してきましたが

祭りが行われるたびに死んだ少女のことを思い、天使画にして常に目に付くところに描くことで

自分の行っていることを神に懺悔していたのかもしれません。

オルキデアだけが父である公爵の贖罪に気づいていたため、最後までブラッドハーレー家を

出ることができなかったと消えゆく意識の中で思います。

それからオルキデアは走馬灯のように思い出します。

結婚相手が戦争で亡くなりブラッドハーレー家に戻ってきた時のこと、

婚約した時のこと、カザリンが養女としてブラッドハーレー家に迎え入れられた時のこと、

歌劇に出演して脚光を浴びている瞬間の胸の高鳴り、

そして最初に孤児院でブラッドハーレー家に貰われていくことが決まりマシュウと喜びあった時のこと・・・

真実を知るための強い決意をするコーデリア

それからコーデリアが新聞社に無事に行き着いた描写はないのですが、

1917年に内閣は「1.14計画」を全面撤廃を決定します。

理由は発端となったある新聞社の追及記事が終戦後に注目されることを懸念しての決定だったそうで

これを見る限り無事にコーデリアが新聞社でオルキデアを待つマシュウの元に辿り着き

マシュウがこの資料を記事にしたのだろうと推測できます。

そして約30年余り経ったある日、被弾して帰還途中だった連合軍の戦闘機がブラッドハーレー邸に墜落し

パイロットとブラッドハーレー邸にいた全員が死亡します。

この当時ブラッドハーレー邸にいたのは養女と使用人含めての5名で

その死亡者の中に当主であるブラッドハーレー公爵が含まれており物語は終息します。


いかがでしたか?

ハッピーエンド・・・というわけではありませんが

政策の言い出しっぺであるブラッドハーレー家当主自身も

パスカの祭りで少女を酷い目に遭わせることを悔いており

贖罪の意味を込めて天井に天使画を描いていたことをオルキデアがどんな気持ちで眺めていたのかと思うと

心が苦しくなりますね。

個人的にはマシュウが追及記事を出してから30年経った後に

偶然にも墜落事故によってブラッドハーレー家が全滅したことがリアリティもあり、

呆気なさを感じたり、あんなにブラッドハーレー家は裕福で人の出入りが多い印象があったのにも関わらず

終わりには残された人数の少なさなどがブラッドハーレー家の衰退を際立たせていて

本当に状況描写が上手くて引き込まれてしまういい作品だったなあと思いました。

やはり文章で表現しきれないシーンやキャラクターの表情のコマやページなども多く

ぜひ以下のリンクから沙村先生が描く漫画の方でこの「ブラッドハーレーの闇」を感じていただきたいなと思います。

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個人的には漫画の後に書かれている沙村先生の「あとがき」がめっちゃ面白いです!

沙村先生がこの漫画を出したのはかなり前のことですが

その頃アン・ブックスにハマり「赤毛のアンのような漫画にします!」と高らかに宣言し

執筆し出したところ全く違う漫画になってしまったそうで・・・

なんなら、「エロい漫画を描こう」と心がけたつもりが途中からどんどんエロシーンがなくなっていき

最終的には何がしたかったのか自分でもわからなくなってしまったそう。

そんな感じでも一つの作品をこれほどまでに読み応えのあるものにできる沙村先生の実力に感服です!

他にも「タイトルについて」や「物語の舞台について」など詳しく書かれているあとがきなので

ぜひ購入して読んでもらえると嬉しいです!

最後までお読み頂きありがとうございました。次回の更新もお楽しみに!

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