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ブラッドハーレーの馬車5話あらすじまとめ

こんにちは、ニキです。

ブラッドハーレーの馬車5話のあらすじを書いていこうと思います。



いつでもどこでも漫画が読める!!【DMMブックス】

ブラッドハーレーの馬車は、AbemaマンガとDMMブックスどちらでも読めます。

ある少女が、部屋に横たわる母親に

か細い声で「起きて・・・」と声をかけ続けるシーンから始まります。

机の上には小さな小瓶と、一通の手紙。

この二つのアイテムが示す意味とは・・・


ブラッドハーレー家の養女、候補としてあげられる2人の少女

時が代わり舞台はある孤児院、炉辺荘で暮らす少女達が

ブラッドハーレー家の馬車が孤児院の前に泊まったことを聞きつけ

養女として迎えられるのは誰かとはしゃぐところから始まります。

炉辺荘からの候補は2名でした。

金髪ツインテールで気が強そうなルビーと

黒髪で三つ編みおさげの柔らかい雰囲気を持つジェン。

2人は数年前、同じタイミングでこの炉辺荘に孤児として迎え入れられました。

ジェンは、その時のことをルビーに語ります。

2人はどちらが養女として選ばれてもお互いを恨まないことを誓い、シロツメクサで作った花冠を贈り合います。

それを見てブラッドハーレー家の馬車を引く御者は、孤児院の者に2人が孤児になったいきさつを聞きます。

歳が近い2人でしたが、孤児になったいきさつは少し違いました。

ジェンの方は母親が病死、父親は事故で亡くなったことで炉辺荘に来ることになりましたが、

ルビーは生まれる前から父親と呼べる人間がおらず母親はルビーを残して自殺したらしい。

ここで冒頭にあった小瓶が毒薬であったこと、

それを飲んでしまったが為に、横たわる女性が既に亡くなっており

そしてそれがルビーの母親であり、声をかけ続ける少女がルビーであったことがわかります。

孤児になること自体が壮絶な体験ですが、ジェンよりルビーの方が多少複雑な経緯で孤児になったことが伺えますね。


選ばれたのはジェンだった。ルビーがとった行動とは・・・

2週間経ち、養女として迎えられたのはジェンの方でした。

ルビーは複雑な表情で祝福の言葉を述べますが、内心穏やかではない様子。

それを汲み取ったのか、その日の夜に同じ孤児院に暮らすジョシィが、ルビーに本当の気持ちを問いかけます。

ルビーは手紙を読んでいて、あまり相手にしていません。

それを見たジョシィは、必要以上にルビーに絡み、手紙を取り上げようとした為

慌ててルビーは渡すまいとし、ジョシィを叩いてしまいます。

そこから取っ組み合いの喧嘩になってしまったのか、2人は先生に呼び出され怪我の手当てをされながら先生の話に耳を傾けます。

先生は、ジェンと一緒にいれるのもあと1週間なのだから、送別会も兼ねて2日後にお茶会を開こうと言います。

そこでルビーは、自分はジェンの親友であるから、ジェンの為に何かしてあげたい、お茶会のお手伝いをさせてほしいと名乗り出ます。

先生は快く受け入れ、無事お茶会は開かれます。

平穏な時間が流れる中、ルビーがジェンに入れた紅茶を手渡し、それを飲みながら2人は話します。

ルビーは「ジェンは向こうにいったら私の事なんて忘れててしまうんだろうな」と呟きます。

それに対しジェンは、

「貴女ぐらいの女の子がこの先も選ばれないなんてことないじゃない。来年ブラッドハーレー家で会いましょうよ。」

少し怪訝な顔をしながらその言葉を聞くルビー、その横で別の少女が嗚咽すると事態は急変します。


慌てて駆けつけるドクター。現場は騒然、集団食中毒!?

急に少女達が次々と体調不良を起こし、お茶会どころではなくなりました。

中でも重症だったのはジェン。

他の少女達が夜には孤児院に帰ることが出来るまで回復した中で

ジェンだけは数日養成所で診てもらわなければならないくらい症状が重かったのでした。

ルビーは自室で涙を流しながら、ジェンが無事回復し、ブラッドハーレー家に行く事ができるように祈ります。

そんなルビーを見兼ねて先生は、ブラッドハーレー家には事情を話しているので安心して眠るように、肩を撫でて慰めます。

3日後、ジェンは無事に回復して炉辺荘に戻ってきました。

ジェンとルビーは抱き合って回復を喜びます。

その後ろでドクターは、先生に話があると呼びかけます。

話とは、食中毒だと思っていた出来事だったが、実は何者かによってケーキの中に砒素が混ぜられていて、故意に引き起こされた事件だったことが発覚したのです。

ドクターは砒素の中毒症状と食中毒の症状が似ていた為に発見が遅れたことを詫びつつ、ジェンだけ砒素の摂取量が多かったことを疑問に思い、心当たりがないか問いますが

ジェンだけ別に何か余計に口にした様子もなかったといい、先生もドクターも首を傾げます。

翌朝、孤児のうちの1人であるガーティが先生を呼びに来ます。

どうやら昨晩、ブラッドハーレー家から選ばれた少女だけに贈られるドレスを旅立つ前に着せてもらう約束をしたのに、ジェンがどこにも見当たらないそう。

お薬を飲みに台所に行ったのかも知れないといい、先生はガーティを連れて屋敷内を探します。

しばらくして見つかったのは、井戸から引き上げられた変わり果てたジェンの姿でした。

砒素の後遺症で、まだ足がふらつく状態だったジェンがなぜ井戸から見つかったのかわかりませんが、手にはルビーと一緒に孤児として迎え入れられた時に持っていた大事な帽子でした。


ジェンの代わりにブラッドハーレー家に行くことになったルビー。その心境は・・・

「ジェンの代わりに幸せにおなりなさい。」

涙ぐみながらそう送り出す先生にルビーは複雑な表情でハグをします。

ルビーがブラッドハーレー家の馬車に乗せられ炉辺荘を旅立った後、自室で涙を流す先生を訪ねたのはジョシィでした。

先生に差し出したのはある一通の手紙。

この手紙は、ルビーの自殺した母親がルビーに向けて書いた最後の手紙でした。

ルビーが旅立つ直前に、ジョシィが寝室に鞄を取りに行った際に見つけ、こっそり引き抜いて来たのです。

この手紙は前に喧嘩になった時にルビーが頑なに見せなかったものだったので、ジョシィも気になって読んでしまったのですが

内容が内容だった為に先生に差し出すことにしたのです。

その内容とはルビーの父親に関する事と、貴族の血を引くルビーが底辺の生活を強いられていることを不憫に思う気持ち。

そして孤児になり、運良くブラッドハーレー家の養女として引き取られることで、今より確実に父親と繋がる道が開け、幸福になる可能性が高いこと。

その為に母親が自殺する為に飲んだ砒素を然るべきタイミングで使うことが書かれていました。

ここで回想シーンになります。

ジェンが養成所から帰ってきた晩、こっそりルビーは井戸の方にジェンを呼び出し、

この先ルビーがブラッドハーレー家の養女に選ばれなかったとしても友達でいられるか問います。

ジェンはもちろん、毎週手紙も書くと伝えますが

ルビーの手には孤児として迎えられた時にもらったお揃いの帽子。

これは、二人にとっては同じ気持ちで孤児院に来たことを示す絆の証でした。

ルビーはこれを井戸の中に投げいれます。

ジェンが慌てた様子で井戸を覗き込むと、後ろからルビーはジェンを井戸の中に落としてしまったのです。

これを知った先生は園長先生にも手紙を見せ、頭を抱えて連れ戻すべきか聞きます。

しかし園長先生は窓から外を眺めながら、もうすでに彼女は私達の手元を離れていてどうにも出来ないことと、

ブラッドハーレー家の養女となったあと孤児の少女がどのような結末を迎えるか知っていながら、何も言わずに送り出すことを思いながら

本当に砒素を使ったのであればルビーには必ず罰が下ることを語ります。

そして願わくば自分にも・・・とつぶやくシーンで話は終わります。


いかがでしたか?

自身の幸せのために親友をも犠牲にするルビー。

最愛の母親の自殺と、残した手紙に書かれていた幸せになるための方法が彼女の行動を生んだのかも知れませんが

この後ルビーがパスカの羊となるのか、本当に歌劇団になって実の父親と再会できるのかは描かれておりません。

非常に続きが気になりますね。

しかし、今まで散々パスカの祭りの非情さを目にしてきた読者の我々としては

歌劇団に行ける確率は本当にごくわずかだと言うことを知っているので

ジェンを殺したことの罰を受けるのでは?という思いと、

いやいや散々壮絶な経験をしているのだからこれからは幸せに生きてくれという気持ちが交錯して

読後はかなり複雑な心境でした。

また、園長先生の最後の発言により

やはり孤児院の大人達は、パスカの祭りが政府とブラッドハーレー家の思惑によって実行されていることを知っていながら、黙っていることがわかりましたね。

素知らぬ顔をして孤児の少女を送り出す自分に罪の意識を感じつつ、孤児院の継続と自身の保身の為それを止めることをしない。

正義だけでは成り立たないことがあるということをむざむざと思い知らされますね。

次回も乞うご期待です。

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最後まで読んでいたいただきありがとうございました。

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